ネタバレあり
「鬼滅の刃」鬼殺隊の最高位「柱」の一人である蛇柱・伊黒小芭内(いぐろ おばない)。ネチネチとした蛇のような物言いや態度で、謎めいた特異なキャラクターとして知られています。ここでは、伊黒小芭内の性格と彼の剣技、そして炭治郎への柱稽古での訓練に焦点を当て、魅力溢れるエピソードをご紹介します!
- 伊黒小芭内の甘露寺蜜璃への恋心
- 伊黒小芭内の嫉妬深い性格
- 伊黒小芭内の剣技
【この記事を書いた人】
・年齢1ケタの頃から30年以上マンガを愛する2児ママ。
・電子コミック歴6年(学生時代も入れると10年)
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伊黒小芭内の恋心と嫉妬心
「柱稽古」の伊黒小芭内は、強い嫉妬心を見せるという新たな一面が垣間見える興味深い回です。彼の嫉妬心の原因について探ってみましょう!また、他の隊員たちの反応にも触れて彼の心の内を深堀りします!
甘露寺蜜璃との文通
引用:鬼滅の刃15巻132話「全力訓練」
「嫉妬」の原因は、伊黒が好意を寄せる甘露寺蜜璃と炭治郎が柱稽古で仲良くしていた(と伊黒が思っているだけ)ことを、蜜璃との文通で知ったため。
炭治郎が伊黒小芭内の「柱稽古」に参加するため訪れたところ、
(伊黒)「竈門炭治郎 俺はお前を待っていた」
(炭治郎)「よろしくお願いしま・・・」
(伊黒)「黙れ 殺すぞ」
(炭治郎)「ええっ?!」
最初からメチャクチャ殺気立っている。
聞いてくれる気は全くなさそう・・・。
いつも冷静沈着な伊黒小芭内ですが、甘露寺蜜璃と炭治郎が仲良く「柱稽古」した(ような)ことを蜜璃との文通で知ります。蜜璃のこととなると凄まじい嫉妬の炎を燃やす小芭内。炭治郎と蜜璃の間には何の恋模様もないのに、我を忘れて殺気立つ!むしろ小芭内と蜜璃の方が両想いなのですが、それすら気づかないのは激しい恋で周りが見えず盲目になっているのでしょうか。伊黒さんの蜜璃への恋心はとてつもなく一途!
伊黒さんの誤解で嫌われてしまった炭治郎。序盤から先が思いやられる…。
俺は甘露寺のように甘くない
引用:鬼滅の刃15巻132話「全力訓練」
柱にこんなこと言われたら恐くて委縮してしまうよ・・・
炭治郎は、なぜ伊黒さんに怒られているのか分からずただただ困惑します。
これも蜜璃の事を好きな伊黒さんの、炭治郎への激しい「嫉妬」の表れ。
蜜璃は炭治郎をとても可愛らしい弟のように感じていたので(12巻101話)、きっと仲良く楽しく和気あいあいとした稽古だったことが手紙に綴られていたのでしょう。
手紙の内容は明かされていませんが、蜜璃が無意識で嫉妬させてしまうようなことを書いていたのかも しれません。(蜜璃の屈託のない性格からして)
とにかく関係ない炭治郎が巻き込まれて哀れでならない!!
処刑場
伊黒小芭内作、以下惨状をご覧ください↓
引用:鬼滅の刃15巻132話「全力訓練」お前にはこの障害物を避けつつ太刀を振るってもらう
処刑場?
隊士を「障害物」と言う・・・
はりつけ台は、伊黒さんが作って磔(はりつけ)にしたんでしょうか?
たぶん1人1回気絶させて磔にしましたよね?
(相当に執念深い)
心なしか処刑場が伊黒さんの白黒の羽織の色のように見えてくる・・・
ここは伊黒さんの精神の核かな?
(無限列車がなつかしい!(7巻))
さまざまな罪
引用:鬼滅の刃15巻132話「全力訓練」
この処刑場…いや「訓練場」を作った理由は伊黒さん曰く隊員たちが、
弱い罪
覚えない罪
手間を取らせる罪
イラつかせる罪
という所だ
引用:鬼滅の刃15巻132話「全力訓練」
とのことです・・・。
引用:鬼滅の刃15巻132話「全力訓練」もうえらいこっちゃ・・・
これどうやって切り抜けていくんだろう・・・?
まだまだつづくよ!
伊黒小芭内の柱稽古
柱稽古では、伊黒小芭内の特異な剣技が際立ちます。彼の独自の戦闘スタイルや剣技の特徴について詳しく見ていきましょう。
伊黒小芭内の柱稽古の内容
引用:鬼滅の刃15巻132話「全力訓練」
伊黒小芭内の柱稽古は「太刀筋矯正」
を目的としています。
障害物を縫って打ち込む訓練により「正確な太刀筋」を強化していくものです。し損じた者たちは訓練場改め処刑場の「障害物」と化します。
こ、こわすぎる!!
異様な太刀筋
(※注)これは木刀です
引用:鬼滅の刃15巻132話「全力訓練」
伊黒小芭内の太刀筋は蛇のような異様な曲がり方をする。
伊黒さんも炭治郎も同じ木刀を持っていますが、小芭内の太刀筋は「狭い隙間でもぬるりと入ってくる攻撃でまさに蛇」と炭治郎は心の中で思っていたようにとても特異なものです。
蛇の呼吸の変幻自在な剣技は、正確な太刀筋があってこそ。極限まで磨き上げることで、狭い隙間をすり抜ける”うねる”一撃を可能にしている。
引用:鬼滅の刃「鬼殺隊見聞録(公式ファンブック)・弐」
「異様な曲がり方」をする剣技を扱う小芭内が「正確な太刀筋」に直す訓練、というのはどこか矛盾するように聞こえます。しかし変幻自在に刀を振るえるようになるには、正確に刀を振り下ろす基本や体幹の強さが必要で、それを極限まで高めたのが伊黒小芭内の「うねる一撃」ということになるのです。
仲間の声
引用:鬼滅の刃15巻132話「全力訓練」
小芭内の異様な太刀筋に加えて、炭治郎にプレッシャーを与えるのは、
「障害物」とされた仲間たちの「心の声」
炭治郎や小芭内の木刀が当たれば、木刀といえども大ケガです。
口を塞がれて声を出せずとも、表情と恐怖の匂いから炭治郎は仲間隊士たちの気持ちを十分感じ取ることができたのでしょう。
炭治郎は正確な太刀筋で木刀を振らなければと、それはそれは極度の緊張の中で、ブルブル震えながら「正確な太刀筋」を習得していきます。
伊黒さんはこの効果を狙ったのかな?「ただの個人的な恨みでは・・・?」と少し疑問はありますが、結果オーライで炭治郎のレベルアップに貢献します。
訓練の終了
引用:鬼滅の刃15巻132話「全力訓練」
訓練場での極限の緊張の中で鍛錬を続ける炭治郎でしたが、4日も経つと次第に変化が見られるようになってきます。
- 今までにない正確な太刀筋で打ち込める
- 伊黒さんの攻撃をよけることができる
- 自分から攻撃することもできる
そしてついに、
小芭内の羽織裾を切って訓練終了
やりました!
頑張ったね炭治郎!エライ!!
と歓喜したいところですが、話はそうも上手くいきません。
なーーにーーーー!!
これだけ頑張っても絆生まれない?!
嫉妬の言葉でなじられる
じゃあな さっさと死ね ゴミカス
馴れ馴れしく甘露寺と喋るな
引用:鬼滅の刃15巻132話「全力訓練」
きっつーーー!!
これだけ血反吐を吐いて訓練しても死ねゴミカス・・・
(もう何やってもダメなやつじゃん。)
伊黒さんははっきり「馴れ馴れしく甘露寺と喋るな」と言って炭治郎を威嚇していますが、炭治郎は小芭内の蜜璃への恋心には全く気づかず、嫌われている理由が自分への「嫉妬」だと最後まで分からず悲しんでいました。
炭治郎も鈍すぎるよ・・・
まとめ
引用:鬼滅の刃14巻124話「いい加減にしろ バカタレ」
蛇柱・伊黒小芭内の蛇のような特異な剣技は「柱稽古」において初めて明かされとても興味深いものでした!この異様な太刀筋から繰り出される攻撃に炭治郎や他の隊士たちは圧倒され、訓練場に磔にされた者たちからは恐怖の心の声が鳴りやみませんでした。
小芭内の蛇のようなネチネチした性格や心の闇のようなものを感じ取った方も多かったのではないでしょうか。
そんな小芭内の印象とは対照的に、甘露寺蜜璃への恋心もはっきりと表現されていたのにはギャップで驚きを隠せませんでした。そして炭治郎への激しい嫉妬心が「柱稽古」の難易度を爆上げし・・・
「『恋心』と『嫉妬』という小芭内の複雑な心の内が垣間見えてちょっと親近感!」
「甘露寺蜜璃へのまなざしと、炭治郎へのそれとでは同一人物とは思えない!」
「磔にされた隊士たちの処刑場(訓練場)の惨状に、心の整理のつかない!」
という方は、原作を読んで伊黒小芭内の「柱稽古」の世界観にもう一層深く没入しましょう!
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