ネタバレあり
こんにちは!mimiです。
前作「刀鍛冶の里編」では、
毒舌で冷たい印象だった時透無一郎が、失っていた記憶を取り戻し本来の素直で優しい性格に戻りました。そして助け合うことで上弦討伐という偉業を成し遂げました!
最後には
「炭治郎のおかげで大切なものを取り戻せた」
と、炭治郎に感謝の言葉を述べるほどでした。
なぜ毒舌で冷たい印象だった無一郎が、炭治郎に優しくなったのか?
無一郎の毒舌も振り返りながら詳しく見ていきます!
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- 時透無一郎が炭治郎に優しくなった理由
- 時透無一郎の『柱稽古』について
- 時透無一郎の毒舌ぶり
【この記事を書いた人】
・年齢1ケタの頃から30年以上マンガを愛する2児ママ。
・電子コミック歴6年(学生時代も入れると10年)
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無一郎はなぜ炭治郎に優しくなったのか?
引用:鬼滅の刃15巻132話「全力訓練」
つぎの3つの理由が考えられます。
- 記憶を取り戻すきっかけになったから
- 炭治郎が大好きな父と同じ赤い瞳、同じ言葉(価値観)を語っていたから
- 無一郎と炭治郎の祖先が仲が良かったから
大切な記憶を取り戻すきっかけになったから
人のためにすることは結局
巡り巡って
自分のためにもなっている
引用:鬼滅の刃12巻106話「敵襲」炭治郎の言葉
炭治郎のこの言葉は、無一郎が失った記憶と本来の自分を取り戻すきっかけとなったとても重要な言葉です。(12巻)
炭治郎は何気ない会話の中でこの言葉を発しましたが、無一郎にとっては、大好きな亡き父が良く言っていた言葉と全く同じだったのです。
この言葉を聞いた瞬間、それまでぼんやりとしていた無一郎の表情が水を得た魚のように一変!この時は記憶を取り戻すことができませんでしたが、この言葉がきっかけで鬼の襲撃にあった小鉄を助け、玉壺戦で絶体絶命のシーンに記憶を取り戻すためのトリガーとなりました。
記憶を取り戻した無一郎は、双子の兄・有一郎が自分をかばって鬼に殺されてしまったことを思い出し、その煮えたぎるような怒り、他の誰かのために無限の力を発揮できる本来の自分を取り戻し「痣」を発現させ、見事上弦の伍・玉壺を一人で打ち破りました。
炭治郎の言葉がきっかけとなって、失われた記憶を取り戻し本来の自分になれたため無一郎は炭治郎に感謝し信頼しています。
炭治郎が大好きな父と同じ赤い瞳、同じ言葉(価値観)を語っていたから
引用:鬼滅の刃14巻118話「無一郎の無」
無一郎の父は炭治郎と同じ「赤い瞳」で、前述の「巡り巡って・・・」という言葉のとおり他人を思いやる優しい人でした。瞳の色だけでなく人に優しいところも炭治郎によく似ていたんですね。(14巻)
絶対どうにかなる 諦めるな
必ず誰かが助けてくれる
引用:鬼滅の刃14巻117話「刀鍛冶」
一人でできることなんか
ほんのこれっぽっちだよ
だから人は力を合わせて頑張るんだ
引用:鬼滅の刃14巻117話「刀鍛冶」
これは生前無一郎の父が、無一郎に向けて言っていた言葉です。
この言葉と同じようなことを、炭治郎も言っています。
玄弥ーっ!!!
諦めるな!!絶対諦めるな!!
鬼滅の刃13巻115話「柱に」
生身の体は傷を負いボロボロになり
でもその度に誰かが助けてくれる
命を繋いでくれる
鬼滅の刃13巻113話「赫刀」
言葉だけでなく、お互いがお互いを助け支え合っている描写もいくつもありました。
引用:鬼滅の刃13巻115話「柱に」玄弥を助けた直後、背後を哀絶(あいぜつ・半天狗の分裂体)に襲われた炭治郎は玄弥に助けられました。玄弥の助けがなければ、体中穴だらけになって死んでいました。
引用:鬼滅の刃15巻125話「迫る夜明け」善逸の「雷の呼吸」の足の使い方を教えてもらった炭治郎がその記憶を元に実践した結果、高速移動することができて半天狗を取り逃がさずに済みました。
引用:鬼滅の刃15巻125話「迫る夜明け」瀕死の無一郎は継国縁壱の刀を炭治郎に投げ渡し、炭治郎はその刀のお陰で半天狗を討伐することができました。
「誰かが助けてくれる」「巡り巡って自分に還ってくる」という想い、行動が沢山の人を通して巡り体現されています。
無一郎は亡き父と「瞳」の色が似ていて、同じ「言葉」や「価値観」を持ってそれを実現している炭治郎に、信頼や愛着を感じているようです。
無一郎と炭治郎の祖先が仲が良かったから
無一郎の父と炭治郎は、同じ「赤い瞳」だったため「血縁関係?」と思われる方も多いかもしれませんが、
結論「血縁関係はありません」
しかし無一郎と炭治郎の祖先は、深いつながりがありました。
継国縁壱と竈門炭吉です!ドーン
どゆこと!?
くわしくは上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)さんが解説されます↓(19巻)
引用:鬼滅の刃19巻165話「愕然と戦慄く」
(無一郎)ガーーーーーン
そして継国巌勝は、継国縁壱の兄です。
縁壱は炭治郎の祖先・竈門炭吉(かまどすみよし)と深い親交があり、
- 「日の呼吸」
- 「花札の耳飾り」
を託したという間柄です。
その後「日の呼吸」は「ヒノカミ神楽」として受け継がれていったことから、祖先たちの絆の強さを感じますね。
無一郎は縁壱の子孫ではなく兄の巌勝の子孫なので血縁関係は薄いですが、無一郎の祖先の弟にあたる縁壱と炭治郎の祖先・炭吉が仲が良かったというのはやはり巡り合わせなのでしょうか。
無一郎と炭治郎は、祖先から受け継いだ深い絆があったため自然と仲良くなったのではと考えられます。
時透無一郎の柱稽古
引用:鬼滅の刃6巻44話「隊律違反」
炭治郎に優しくなった無一郎の「柱稽古」の様子について見ていきます。
- 時透無一郎の柱稽古の内容
- 無一郎と炭治郎の訓練の様子
- 炭治郎と他の隊員への扱いの違い
時透無一郎の「柱稽古」の内容
時透無一郎の柱稽古は、「高速移動」の訓練です。(15巻132話「全力訓練」)
まず基礎的な素振りを行い、それが終わったら打ち込み台に向かってひたすら打ち込みを行い、その後、能力に応じて手合わせするような流れです。
無一郎と炭治郎の訓練の様子
引用:鬼滅の刃15巻第132話「全力訓練」
複数名の鬼殺隊士と同時に稽古かと思いきや、無一郎と炭治郎の「1対1」!
周りの鬼殺隊士は、そんな無一郎と炭治郎の打ち込み稽古を見て驚いています。(お口あんぐりw)
おそらく2人のスピードがとても速く(もしかしたら目で追えない?)、炭治郎が柱である無一郎と渡り合っていることに驚いているのだと思います。
なおかつ炭治郎は無一郎から「さっきより早くなってるよ」「そうそう」と褒められています。
でも炭治郎は、無一郎の素早い動きについていくのが必死のようです。(無言で汗だく)
こんなに褒められちゃう訓練なら受けてみたいよね!
いや!絶対地獄だよ汗
受けてる炭治郎が普通じゃないんだって!
ちなみに、
炭治郎の優秀ぶりがすごい・・・
無一郎の炭治郎への対応と、他の隊員への扱い
無一郎によれば、炭治郎の稽古での評価は上々でたった5日で稽古を終了しています。
「だって炭治郎言ったことをちゃんとできてるもん」
とご満悦です。(しゃべり方もなんだかカワイイ)
無一郎にとって炭治郎は優秀な弟子と言えそうですね!
それはもう見たことのない笑顔で炭治郎を褒めちぎってます!
引用:鬼滅の刃15巻第132話「全力訓練」
炭治郎も驚きながらも、嬉しい様子で、
(炭治郎)「えっもういいの?!五日しか経ってないよ」
といいますが、無一郎は一言。
(無一郎)「いいよ」ニッコリ
そんな様子に他の隊士たちは・・・
(隊士)「じゃ・・・じゃあ・・・俺たちも・・・二週間いるので・・・」ビクビク
引用:鬼滅の刃15巻第132話「全力訓練」
・・・・・・・・・・・。
落差!!
人格ちがくない?(有一郎?)
何かのり移っちゃったかな?
表情も怖いけど、
「打ち込み台が壊れるまで打ち込み稽古しなよ」
て塩だよ、塩………激塩だよ!!!ショッパ
稽古してる腕も壊れちゃうんじゃないかな!
引用:鬼滅の刃15巻第132話「全力訓練」
(隊士)「落差が凄い・・・」ガックリ
お気の毒に・・・
さすが玉壺(上弦の伍)と「悪口合戦」で勝利しただけある。(口の毒の威力が凄まじい)
無一郎くんの無言の圧、半端ないね。(無一郎の無は、無言の無!)
隊士を見る炭治郎の表情もとてもいたたまれない様子です・・・。(さっきの甘い無一郎くんはどこに?)
炭治郎のことは剣士としても評価していてとても優しい無一郎ですが、他の人には「一突きで致命傷になりそうな毒舌」がかなり心にズシッときます。
無一郎のこれまでの毒舌
引用:鬼滅の刃14巻118話「無一郎の無」
兄は言葉のきつい人だった
記憶がない時の僕は
何だか兄に似ていた気がする
引用:鬼滅の刃14巻118話「無一郎の無」
本来の無一郎の性格は双子の兄・有一郎とは正反対で、人を助けるために鬼殺隊に入ろうするような心優しく素直な子でした。
しかし記憶を失っていたため、そのときは兄・有一郎の性格に似て大変毒舌だったのです。
失った記憶を無意識になぞるように自身の性格に置き換えていたことは、兄弟の固い絆を感じさせますね。
「刀鍛冶の里編」で「縁壱零式」をめぐる無一郎と小鉄のいさかい
無一郎は「縁壱零式」で訓練をしようとして、持ち主である小鉄に迫りますが小鉄は激しく抵抗します。(12巻)
「どっか行けよ!!何があっても鍵は渡さない 使い方も絶対教えねぇからな!!」
と叫ぶ小鉄に無一郎は…
首チョップ!
からの胸ぐらグイ~っ!!
もう毒舌なんてかんけいねぇ!力技ーーーーー!!
思いのほか毒舌抜きの暴力でねじ伏せてくる無一郎くん!!
引用:鬼滅の刃12巻102話「時透くんコンニチハ」(最初から飛ばし過ぎだゼ!!)
顔かたち可愛らしいけど、やってることジャイアン・・・いやむしろ冷静な分ジャイアンより怖いし柱のチョップは死に至る・・・
それを見ていた炭治郎が慌てて止めに入りますが、
相手は柱。力の差は歴然。
炭治郎はいとも簡単に無一郎にぶっ潰されてしまいます。
すごく弱いね よく鬼殺隊に入れたな
炭治郎に軽いジャブ程度の毒を吐きました。
炭治郎は前話「遊郭編」で階級は「庚(かのえ)」、呼吸も使えるし、上弦の陸(ろく)とも戦って生き残っているのでかなり強い部類に入ると思いますが、
やはり「天才」と言われる無一郎からすれば、炭治郎は鬼殺隊員として「すごく弱い」んですね。
毒を吐いたように聞こえますが、本人からすれば「当たり前の事実」でしかないのかもしれません。(こわい)
拷問の訓練受けてるの?度を超えて頭が悪い子みたいだね
拷問されても「縁壱零式」を渡さないと、頑なに拒否する小鉄に、
無一郎が次のように言います。
「拷問の訓練受けてるの?
大人だって殆ど耐えられないのに君には無理だよ。
度を超えて頭が悪い子みたいだね」
て、
10歳ぐらいの子がそんなん受けてる訳あるか〜い!
それこそ音柱で忍びの宇随天元なら有り得るかもしれないけど、からくり人形整備する子だよ?
理路整然と毒を仕込んでくるから破壊力が半端ない・・・。
柱の時間と君たちの時間は全く価値が違う
ど正論!!
これには炭治郎も「正しい」と認めています。
が!
言葉がきついんじゃ〜涙
日本は古来から相手を思いやる「クッション言葉」なるものがあるんじゃ〜
(毒舌の威力に人格も変わり始めた管理人)
もうぐぅの音も出んのじゃー!!
自分の立場を弁えて行動しなよ 赤ん坊じゃないんだから
もうそれ位にしといてもらえませんか…
赤ん坊なら許してもらえますか?
引用:鬼滅の刃23巻199話「千年の夜明け」
そして飽きてしまった無一郎くん。
最後はお決まりのコレです。
・・・・・・・・・・・・・・・・
引用:鬼滅の刃12巻102話「時透くんコンニチハ」(もうこればっか!!)ガクッ
力で炭治郎をねじ伏せて「縁壱零式」を奪っていきました。(問答無用)
それ処分しといて
奪い取っていった「縁壱零式」の腕を壊し、刃こぼれした刀を炭治郎に向かって放り投げ「それ処分しといて」の一言。
刃こぼれして使えなくなったとはいえ、刀や刀鍛冶への敬意は一切感じられません。
「柱の時間は大事、1分1秒無駄にできない、だから他の人間は柱のためならどんなことでもしないといけない。刀への敬意なんて必要ない。使えなくなったものは捨てるだけ。命を救うことが何よりも大事。」
こんな無一郎の心の声が聞こえてきそうです。
最終的な目的は間違っていませんが、何か悲しい気持ちになってしまいますね。
上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)との悪口(毒舌)合戦
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まとめ
記憶を失っていたころの毒舌な無一郎は「機械」のような印象を受けました。最終的な目的「人の命を守る」という点では決して間違ってはいないし、鬼殺隊の目指すものと一致しています。しかしそこに至るまでの過程において、「人の心や繋がり」を全く考えていませんでした。どんなに機械的であっても、無一郎は「人間」。人間の社会で生きる上で、他者との関りを断つことはできません。人間そのものに「心」があり「繋がって」循環していくものなので、自分の目的のためだけに突き進むと必ず限界がきます。なぜなら一人でできることには限界があるからです。だから足りない部分を他の人から助けてもらって補うことで、上弦討伐という偉業を果たせたのだと思います。
無一郎は炭治郎と出会って、失った記憶を取り戻しただけではなく、足りないものは補い合って助け合っていくということの大切さを学んだのではないでしょうか。
これから無一郎がさらに人間的に成長していくのが楽しみですね!!
毒舌は残っておりますが、鬼殺隊士への「愛ある」毒舌でビシバシ鍛えて欲しいものです!!
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